ホームページ » 【壮絶】3.11地響きと共に天井崩壊。崩れ落ちる瓦礫から片思いの同僚を庇った。俺「大丈夫!大丈夫だから!」と叫びながらも内心「ああ、だめかな。でも好きな人抱えて逝くなら」

【壮絶】3.11地響きと共に天井崩壊。崩れ落ちる瓦礫から片思いの同僚を庇った。俺「大丈夫!大丈夫だから!」と叫びながらも内心「ああ、だめかな。でも好きな人抱えて逝くなら」
2021/10/13
2021/10/13

医者に「出来るだけ他人に話したほうがいい」と言われたのですが、

口に出すと未だに情景がフラッシュバックして震えてしまうので、

文章に起こしてみます。長文。

3.11の際の武勇伝。

当時某食品スーパーに勤めており、当時片思いだった女性も同じ職場に勤めていました。

妙な地響きが聞こえる、と思った瞬間、本震が来ました。

マニュアルには買い物籠をお客様に被らせる、というものがありましたが

真っ先に思いついたのは片思いの彼女の事。

本来なら叩かれる行為なのでしょうが、彼女が担当、その時間いるであろう場所へ

途中転びながらも走って向かいました。

丁度彼女が座り込んでいる天井部分がつり天井となっており

支えているワイヤーもすでに残り1本になっていました。

ああ、このままだと潰されるな、と、

妙に冷静にその光景が目に入っていたのを覚えています。

とっさに彼女の手前まで飛び込むように滑っていき(走るより安定したので)

危ない!と叫ぶつもりなのに呂律も回らず「っぶぁ!w」と妙な鳴き声を上げながら

彼女を抱えて陳列棚が並んでいる隙間に転がり込みました。

それから体感1秒ほどでしょうか。案の定天井が落ちてきて、僕の背中に何かが強打しました。

彼女を抱え込むように庇いました。

恐怖のあまり、目を瞑ってはいましたが、腕の中で叫ぶ彼女を

「大丈夫!大丈夫だから!」と慰めにもならない叫び声をかけていました。

そう言いつつも、内心

(ああ、だめかな。でも好きな人抱えてタヒぬならいっかなー)

とか

(俺って判るように身分証は服の中にしまっときたいな)

なんてことを無駄に考えていました。

暫くして、背中のしびれも地震も収まってきた頃、瞑っていた両目を開けました。

店内は真っ暗。というか、天井板らしき残骸に埋もれてしまっていて

光が瞬時に目に入ってきませんでした。

腕の中の彼女はブルブルと震え、右手部分の周辺だけスペースを作り

彼女の頭をなでました。

ただ呻いている彼女の身体に怪我がないか確認したかったのですが

生憎ほぼ動けない状態だったので

「怪我は?痛いところはない?」

と声をかけるので精一杯でした。

声をかけても反応がないことに恐怖を覚え、無理やりにでも確認しようと

動かせる右手で彼女の身体に触れました。

刺さっているようなものも、折れているようなところもなく、ほっとしたとき

「あの、誰ですか?」

と、彼女が声をかけてきました。

「俺だよ。ごめんね、変に身体触って」

「ううん、大丈夫。ありがとう」

ありがとうも何も、僕は結果的には崩れ落ちた天井の下に一緒に入り込んだだけの形だったのですが、

彼女は繰り返し感謝の言葉をかけてくれました。

お互い大した怪我はないと確認し、その後は救助を待つことにしました。

長文になりすぎるので割愛しますが、そ近くに誰かいたか、なんてことはまったく覚えていませんでしたので

とにかく声を大きく上げる以外ありませんでしたが、

程なくして同僚たちに救助されました。

その後、背中は打撲程度で済んでよかった!とパートのおばちゃんに怒られ、

津波警戒のために帰宅禁止令が出され、また買い物客が押し寄せる可能性もあり

店を離れられませんでした。

僕は自宅に両親がいないことはメールで確認できていたので安心していましたが、

彼女は、まだ家の方と連絡が取れていませんでした。

1時間ほどたち、解散の流れになったのですが、行く先などありません。

とりあえず彼女とニュースを見ていた時、あの、津波の映像が流れました。

「私家に帰る!」

落ち着かせようとしましたが、彼女は先ほどのパニックを引きずっていたようで

あっという間に錯乱してしまいました。

「判った。俺も行くよ」

と、こっちが折れ、彼女の家を目指していたとき、彼女のケータイにメールが届きました。

『家族は無事、二階に逃げている』

彼女は子供みたいに大声で泣いていました。

ただ、僕は家が流されないか、不安は残っていました。

彼女に聞くと、家には祖母と母親の二人だけが残っているらしく、

祖母の足が悪いために残る判断をしたようです。

家に行くために、崩壊したオフロード状の道を進んでいくと、まだ津波は到達していないようでした。

車から転げるように彼女が飛びだし、それに僕が続きました。

ちょっとした庭石があったので、そこに飛び乗り海を見ると、もうすぐそこまで津波は来ていました。

「2階に上がれ!靴忘れんなよ!」

そんな僕を見ていた彼女のお母さんいわく、波に背中を押されているんじゃないかと見えるようだったと聞きました。

本当にギリギリで階段を駆け上がると、後ろからいろいろなものが悲鳴のような轟音を立てました。

引用元:http://kijonikki.net/archives/24730118.html?ref=popular_article&id=7438154-1161147,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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